物性研研究会 「熱場の量子論とその応用」
研究会の目的
本研究会では、熱・化学平衡系、及び、非平衡量子場系を対象とする「熱場の量子論」をキーワードに、理論・実験・観測における最近の進展、新しい問題意識について議論します。様々なエネルギースケールでの物理現象について、物性物理・素粒子・原子核・宇宙物理・量子光学といった分野の枠を超えて情報を共有することで、「熱場の量子論」に関する視野を広げ、新しい研究への足掛かりを築くことを目的としています。
日程・実施方法
- 日程:2025年9月3日(水)
2025年9月4日(木)
2025年9月5日(金) - 場所:東京大学物性研究所大講義室 (A632)
(オンライン配信あり) - 現地参加・発表申し込み締め切り:2025年7月27日(日)必着
オンライン参加申し込み締め切り:2025年8月22日(金)
テーマ
取り扱うテーマとしては、主に以下のものを計画しています。
- QCD物質の相構造・物性、および原子核衝突における非平衡過程
- 初期宇宙と揺らぎの成長
- 高密度星の構造・進化と有限温度・密度・磁場での物性
- 希薄冷却原子気体の物性
- 量子多体系および物性物理学における新展開
- 非平衡統計力学・非平衡熱場の量子論の最近の発展とその応用
- 電磁場や回転、時間周期外場などの外場中の量子多体系
- 量子多体系の非摂動計算処方
- 量子情報理論の多体物理系への応用
上記テーマに関して一般講演およびポスター発表を募集します。
レビュー講演
これらのテーマと関連して,以下のレビュー講演を行います。
- 川畑幸平 (東大物性研): 量子測定下の非ユニタリーダイナミクスの対称性とトポロジー
- 西村淳 (KEK): 量子系の実時間発展におけるLefschetz thimble法の応用
- 齊藤圭司 (京大): 古典・量子系における熱力学的限界と普遍性
- 竹内一将 (東大): 大自由度カオス系の有効自由度を決める:Lyapunovベクトルによるアプローチ
- 萩野浩一 (京大): 量子開放系としての核分裂ダイナミックスの理論
- 向田享平 (KEK): 宇宙の再加熱
一般講演・ポスター発表
今年の「熱場の量子論」研究会では、現地での議論を基本としたハイブリッド形式での開催とします。レビュー講演と一般講演、ポスターセッションは全て現地発表で行います。口頭講演はオンライン配信も行いますが、現地での議論を優先します。学生ポスター賞を設定するので、学生の皆さんは奮ってご応募ください。
旅費補助・宿泊
旅費補助については、予算に制限がありますので旅費の配分に関しては世話人にお任せ下さい。発表を行う学生を優先し、余裕があればその他参加者にも補助を出す予定です。科研費等の財源をお持ちの方はなるべくそちらをお使い頂きますようご協力をお願いします。
物性研の宿泊施設「柏ゲストハウス」を確保してあるので、宿泊希望者は参加登録時にお申し込みください。ただし部屋数には限りがあるので、早めの参加登録をお願いします。部屋の割り当ては世話人にお任せください。その他のホテルに宿泊する場合は、各自予約をお願いします。
世話人
稲垣知宏(広島大学情報メディア教育研究センター) 江尻信司(新潟大学理学部) 岡隆史(東京大学物性研究所) 柏浩司(福岡工業大学情報工学部) 北沢正清(京都大学基礎物理学研究所) 古城徹(高エネルギー加速器研究機構) 関口雄一郎(東邦大学理学部) 瀬名波栄問(Van Lang University Science and Technology Advanced Institute) 田島裕之(東京大学大学院理学系研究科) 橘基(佐賀大学理工学部) 谷崎佑弥(京都大学基礎物理学研究所) 仲野英司(高知大学教育研究部自然科学系) 中村真(中央大学理工学部) 野中千穂(広島大学先進理工系科学研究科) 日高義将(京都大学基礎物理学研究所) 本郷優(新潟大学理学部) 森田健(静岡大学理学部)