KEK理論センター研究会 「熱場の量子論とその応用」
研究会の目的
本研究会では、熱・化学平衡系、及び、非平衡量子場系を対象とする「熱場の量子論」をキーワードに、理論、実験、観測における最近の進展、新しい問題意識について議論します。様々なエネルギースケールでの物理現象について、素粒子、原子核、宇宙物理、物性物理、量子光学といった分野の枠を超えて情報を共有することで、「熱場の量子論」に関する視野を広げ、新しい研究への足掛かりを築くことを目的としています。
日程・実施方法
- 日程:2021年8月30日(月) 午後
8月31日(火) 午後
9月 1日(水) 午後 - 実施方法:オンライン
- 申し込み締め切り日:8 月 1 日( 日)(発表希望者)
8月22日(日)(参加のみ)
テーマ
- QCD 相構造の微視的理解とクォーク・グルーオン物性
- 高密度星の構造・進化とクォーク・ハドロン物質
- 量子多体系の非摂動計算処方
- ハドロン多体系に対する熱場の理論とその適用
- 非平衡熱場の量子論構築に向けた試みとその応用
- クォーク・グルオンプラズマ生成とカイラル相転移の時空発展
- 非平衡統計力学の最近の発展とその応用
- 希薄原子気体、フェルミ原子気体の熱的性質
- 極限強度場中の場の理論
- 初期宇宙と揺らぎの成長
- 量子情報理論
- 物理現象への機械学習の応用
- 量子多体系および物性物理学における新展開
上記テーマに関してポスター講演を募集します。
講演プログラムに関しては世話人にご一任ください。
世話人
一瀬郁夫(名古屋工業大学工学研究科) 稲垣知宏(広島大学情報メディア教育研究センター) 江尻信司(新潟大学理学部) 大西明(京都大学基礎物理学研究所) 柏浩司 ( 福岡工業大学情報工学部) 北沢正清(大阪大学大学院理学研究科) 関口雄一郎(東邦大学理学部) 瀬名波栄問(Ton Duc Thang University) 橘基(佐賀大学理工学部) 谷崎佑弥(京都大学基礎物理学研究所) 仲野英司(高知大学教育研究部自然科学系) 中村真 (中央大学理工学部) 野中千穂(名古屋大学大学院理学研究科) 日高義将(KEK素粒子原子核研究所)