第2章(この章)以降では、ネットワーク接続環境と、学生番号(広大ID)および学生番号と一緒に入手したパスワード(広大パスワード)が必要になります。自宅にネットワーク環境がある場合はそれに接続します。もし無い場合は、このテキストの第8章まで飛んで広島大学のWi-Fiネットワーク環境にまず接続してから、ここに戻ってきてください。
[1] この章では広島大学が包括ライセンスで提供しているウィルス対策ソフトESETのインストール手順を示します。
[2] まず、あなたのPCでは、すでにウィルス対策ソフトをインストールして使っているでしょうか?
もし使えるのなら、それをそのまま使っていただければ結構です。この下の項目は飛ばして次の章へ進んでください。[3] 以下のサイト「ダウンロード(マイクロソフト包括ライセンス)」をsafariブラウザで開いて、その中の「WindowsOS, ウィルス対策ソフト(ESET)」「学生の個人所有PC用のダウンロードはこちらから」のリンクをクリックしてください。
※ ESET はマイクロソフト製品ではありませんが、大学で提供するソフトウェアとしてまとめてサービスしています
https://www.media.hiroshima-u.ac.jp/services/ms-ees/ms-download/[4] ID,パスワードを要求されたら、広大ID(学生番号)と広大パスワード(学生番号と一緒にもらっていると思います)を入力してください。
[5] ※ 図のスクリーンイメージは現在のものと少し異なりますが、作業内容は下記のとおりです
下のほうにある「ESET Endpoint Antivirus for Mac」からダウンロードします。
※ このページの「インストールマニュアル」をクリックすると、インストール手順を書いたマニュアルが表示されます。できればこのマニュアルを別ウィンドウで表示したままにしておくと、あとの作業がやりやすいでしょう。
[6] ダウンロードのための認証画面になるので、パスワードの欄に広大パスワードを入力して「送信(Submit)」を押すと、インストーラ(pkgファイル)がダウンロードされます。
[7] ダウンロードされたpkgファイルをクリックすると、インストーラが立ち上がります。 沢山ダウンロードしたファイルがあって不安な場合は、右クリックしてダウンロードフォルダを開いて日付を確認しましょう。
[8] この後の手順はダウンロードしたサイトにあるインストールマニュアルに従ってください。ただし2023年3月現在、インストールマニュアルはIntelチップで古めのmacOSでのものなので、少し異なることがあるかもしれません。以下には一例としてM1 MacでVenturaの場合のスクリーンショットを示します。
[9] Rosettaをインストールするよう促される場合がありますが、インストールするしかありません。インストールの際にmacOSの管理者権限が必要なので、最初に作ったmacOS用のアカウント(すでに入力されていると思います)とパスワード(①、ESETをダウンロードした広大IDではありません)を入力してインストール(②)します。このダイヤログが表示された時に「Appleソフトウェア」をインストールしようとしていることには注意しましょう。
[10] pkgファイルをクリックした後、悪意があるファイルであってもインストールするかどうかを確認されます(古いmacOSではこの確認はされません)。インストールするには許可するしかありません。
[11] インストールが開始されます。「続ける」で進めましょう。
[12] 「システム要件」が表示されるダイヤログは、Apple SiliconのMac (M1, M2 Macなどの、Intel Macではないもの)の最新版ではうまく機能しないことがあり、白紙のような奇妙なダイヤログになりますが、「続ける」しかありません。
[13] 利用許諾契約が表示されます。「続ける」で進めましょう。
[14] 利用許諾契約を確認した上で「同意する」で進めてください。
[15] インストールモードは「一般」のまま進めてください。
[16] 「ESET LiveGridフィードバックシステム」について確認されますが、推奨設定で進めましょう。
[17] 「望ましくない可能性があるアプリケーション」の検出について確認されますが、規定で進めて構いません。
[18] ESETをどこにインストールするか確認されますが「このコンピュータのすべてのユーザ用」で進めましょう。
[19] 消費されるストレージ容量が示されます。十分な空き容量がある場合にインストールに進みましょう。もし借りたPCであるなどして空き容量が少ない場合には、持ち主と相談してファイルを減らしましょう。
[20] 実際にESETを書き込む段階になると、また確認を求められます。今使用中のmacOSのアカウント(既に入力されていると思います)のパスワード(①)を入力してインストール(②)します。このアカウントは電源投入直後に設定したものを使います、広大IDとパスワードではありません。また、ESETはApple社は知らないソフトウェアなので「新しいソフトウェア」と書かれていることに注意しましょう。
[21] インストールが開始されますが、その最中に「機能拡張がブロックされました」や「コンピュータは保護されていません」というダイヤログが出ることがあります。インストール完了後に対処しますので、このままにしておきます(OKも押さないでください)。
[22] 完了したら「閉じる」ボタンは押して構いません。
[23] 以降の作業をしている最中にプロキシ構成の追加を求めるダイヤログが出ますが「許可」で進めます。「許可しない」で閉じると、何か通信をするたびにこのパネルが出てきたり、web閲覧やメールが使えなくなる場合があります。
[24] 「機能拡張がブロックされました」というのパネルの「システム設定を開く」をクリックします。
[25] 「プライバシーとセキュリティ」の設定ウィンドウが開きますので、「一部のシステムソフトウェアは~」の右にある「詳細」をクリックします。
[26] 詳細パネルが開き、ESETで追加された3つのソフトウェアの許可状態が表示されます。3つのラジオボタン①②③は最初offになっています。すべてonにして④でパネルを閉じましょう。
[27] 次に「コンピュータは保護されていません」のパネルの「システム設定を開く」をクリックします。
[28] ESETのコンポーネントのリストが出てきます。右側のラジオボタンが全てoffになっているので、①②③をonにします。②をonにすると「終了するまでフルディスクアクセスがありません」という新たなダイヤログが表示されますが、「後で行う」で閉じます。OSを再起動すると有効になります。
[29] この後システムを再起動します。
[30] 画面上部のメニューバーからESETを起動し、ESETのアップデートをしてください。
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