最初に、目の前のMacがどんなものなのかを確認しましょう。Macの処理能力や容量の目安になるさまざまな要素を「スペック」と呼ぶことがあります。ここでは以下のスペックを確認しましょう。
[1] まず、OSのバージョンを確認しましょう。画面左上にあるアップルのマークをクリック、次に「このMacについて」をクリックします。
[2] 図のようなパネルが出ます。中にこのMacに関する情報がたくさん表示されています。
「macOS Catalina」というのがこのOSの名前ですね。その下に小さな文字で「バージョン10.15.7」とあります。このMacのOSのバージョンは10.15.7です。MacのOSはすべて64ビットです。check-1,2
※ 現在最新のmacOSの名前は Monterey です。OSのバージョンやパソコンのスペックは、必ず自分のPCで確認してください。パソコンの名称も書かれています。「MacBook Air」がこのMacのハードウェアの種類です。その下がCPUに関する情報、その下に主記憶装置の容量があります。メモリは8GB(ギガバイト)実装されているということですね。この容量が大きいほど、大量のデータを一括して扱ったり、多くのプログラムを同時に動作させたりすることがスムーズにできるようになります。
[3] 次に、HDD/SSDの容量を調べましょう。
※HDD (Hard Disk Drive)や SSD (Solid State Drive) は、メインメモリほど読み書きが速くないですが、大容量でPCの電源を切っても内容が消えません。
「ストレージ」タブをクリックしてください。HDD/SSDの空き容量と全容量が表示されます。
[4] 最後にバッテリー駆動時間を確認しましょう。
現状のバッテリーの充電状況で、あと何時間くらい動作できるのかは「アクティビティモニタ」というプログラムで確認できます。 アクティビティモニタを起動するのにLaunchPad を使います。デスクトップの下側にあるLaunchPadのアイコンをクリックして起動すると、図のように、Macに入っているプログラムのアイコンがズラッと並んだ画面になります。
[5] ここで、画面上の「検索」のフォームに「ac」と入力すると、図のようにacから始まるものが検索され、探しやすくなります。「アクティビティモニタ」がありますね。それをクリックして起動してください。
[6] アクティビティモニタが起動すると、このMacの中で動作しているプログラムの一覧が出ます。どのプログラムがCPUに負担をかけているかを見ることができますが、ここではバッテリ残量をみたいので、「エネルギー」のタブを選びます。
[7] アクティビティモニタのウィンドウで、まず「エネルギー」タブをクリックしてください。
この画面の下の方に、現在のバッテリー情報がかかれています。充電器が繋いである場合はフル充電までの時間、AC電源の使用時間が表示されています。
[8] 充電器を外すと、しばらく計算した後に「残り時間」を表示してくれます。充電状況が100%のときにこの「残り時間」を調べれば、それがあなたのMacのバッテリー駆動時間ということになります。ただし、買ったばかりのMacでは、どのようなアプリケーションをどのように使うかの実績がわからないので、「何もしないで放置したまま、どれだけ持つか」という目安となっています。これからMacをいろいろ使っていくに従い、この時間も変わってきます。時々、100%充電でバッテリ駆動となった場合に何時間使える状態なのか確認するようにしましょう。