Macの電源を初めて入れて、デスクトップ画面が表示されるまでの設定内容について説明します。一番重要なのは、普段利用するユーザ名とパスワードを作成するところ。あとは概ね言われるままにしていけば大丈夫です。
すでにデスクトップが表示されている方は、この章をスキップして次の「パソコンのスペック確認」へ進んでください。
※ OSバージョンの違いによって出てくる画面がこのテキストと違うことがありますが、その場合も基本的に言われるままにして大丈夫なはずです。もし不安に思われる内容があれば、第9章の問い合わせ先へ質問してください。
[1] OSで使用する言語を選びます。「日本語」を選択し、下の矢印をクリックしてください。
[2] 現在いる地域を選びます。「日本」になっていることを確認し、「続ける」のボタンをクリックします。
[3] 「文字入力および音声入力の言語」という画面になります。
「優先する言語」には、「日本語」、「入力ソース」には「日本語 - ローマ字入力」、「音声入力」には「日本語」を選択し、最後に「続ける」をクリックします。
[4] 「アクセシビリティ」の設定画面になりますが、後から設定できるものなので、「今はしない」をクリックします。
[5] 次に「Wi-Fiネットワークを選択」の画面になりますが、これはあとでやりますので、「その他のネットワークオプション」をクリックします。
[6] 次に「インターネットの接続方法」の画面になりますが、いまは「コンピュータをインターネットに接続しない」を選択してください。 「続ける」をクリックします。
[7] 本当にネットワーク接続しなくて良いのかしつこくもう一回聞かれますが、「続ける」をクリックして振り切ってください。
[8] 「データとプライバシー」の画面になります。ここでは何も設定することができませんが、通知を理解した上で、「続ける」をクリックします。
[9] 「移行アシスタント」の画面になりますが、「今はしない」をクリックします。
過去に別のMacなどを使っていて、そこからデータを移行したいときに使います。
[10] 利用条件を表示する画面になります。
ここには、みなさんがどういう条件でmacOSを利用できるかということが細かく書かれています。内容を確認して「→」をクリックしてください。
※ この内容は、/Library/Documentation/License.lpdf を開くといつでも読むことができます。
[11] 利用許諾契約に同意するかを聞かれますので、「同意する」をクリックしてください。
[12] このパソコンを使うときのユーザを設定します。
「フルネーム」にはあなたの氏名をローマ字または漢字で記入します。 「アカウント名」は"ayase" など名前をローマ字にしたものが一般的です。 「パスワード」は、十分に複雑な(でも、ちゃんと覚えていられて忘れないもの)を付けましょう。ユーザ名と同じものとか "333" とかすぐに類推できてしまうようなものを付けてはいけません。 「ヒント」は、空欄にしておきましょう。もし既に学生番号を得ている場合でも、このアカウント名を学生番号でつけてしまうと、あちこちでパスワードを求められる時にどのアカウントでのパスワードなのか分からなくなってしまうので、このmacに特有のアカウント名となるようにつけましょう。 同じように、パスワードも学生番号と一緒に通知されるパスワードとはしないようにしてください。
[13] 「エクスプレス設定」という画面になります。「設定をカスタマイズ」をクリックして調整しましょう。
[14] 「位置情報サービスを有効にする」という画面になります。これはApple社が「貴方がどの地域(たとえば大学、自宅、旅行先など)でどのようなサービスを利用しているか」を追跡するための機能です。携帯電話の紛失追跡機能のようなものがあるわけではないので、プライバシー保護のために無効にしておきましょう。
[15] 「位置情報サービスを使用しなくてもよろしいですか?」としつこく聞いてきますが、「使用しない」で振り切りましょう。
[16] 「解析」という画面になります。これは、Mac上のアプリケーションが異常終了した場合のそのレポートをApple社に送って、製品の品質向上に役立てたいので協力してほしいというものです。プライバシー保護のために無効にしておきましょう。「続ける」をクリックします。
[17] 「時間帯を選択」という画面になります。世界地図から東京のあたりをクリックし、時間帯が日本のどこかになるようにしてください。皆さんの故郷に近い都市を選ぶこともできるようですが、日本の部分が狭いので、あまり無理して探さなくて構いません。終わったら「続ける」をクリックします。
[18] 「スクリーンタイム」という画面になります。これはMacをどのような時間帯に使っているかといった情報を調べたり、家族が使う場合の機能制限をすることができます。後からでも設定できるので、「あとで設定」で進めましょう。
[19] 「Siri」という音声でMacを操作する機能を設定できますが、後からでも設定できるので、ここでは有効にしないまま「続ける」をクリックします。
[20] 機種によっては指紋センサーが付属しているため、指紋認証の設定をすることもできます。これも後から設定できるので「Touch IDをあとで設定」で進めましょう。
[21] TouchIDをすぐ設定させようとしてきますが、「続ける」で振り切ってください。
[22] 「外観モードを選択」という画面になります。何もしなければ「ライト」の配色になります。説明にも書いてあるように後で設定可能なので、「続ける」で進めましょう。
[23] 「True Toneディスプレイ」という画面になします。これは部屋の照明などに応じて色を調整してくれる機能で、何もしなければ最初から有効になっています。後からでも調整可能なので、「続ける」で進めてください。
[24] ようやくデスクトップの画面が出ました! これでこの章の作業は終了です。以降の手順はネットワークにつないで行っても大丈夫です。