Photoshop 講習会 2017

提供:マルチメディア工房
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この講習会の目標

はじめて Adobe Photoshop を使う方を対象に、以下ができることを目標とします。

  1. Photoshop と Illustrator で扱う対象の違いを言うことができる
  2. 写真の明るさや色合いなどを調整することができる
  3. 以下のツールの役割を言うことができる:移動ツール、選択ツール、切り抜きツール、スポイトツール、ブラシツール、文字ツール、ズームツール
  4. 長方形選択ツールと楕円形選択ツール、投げ縄ツールを組み合わせて選択範囲を作ることができる
  5. ファイル保存形式の PSD, PNG, JPEG の用途の違いを言うことができる

ウィンドウの操作

  • 写真を開く
    • 写真ファイルをPhotohop アイコンにドラッグ&ドロップ
  • ウィンドウ表示
    Pswin.png
    • ズーム倍率→メニューの「表示/ズームイン」「表示/ズームアウト」で変更
    • タブとウィンドウ

写真の補正

  • 明るさ、コントラストの補正
  • 色カブリの補正
  • 傾きの補正とトリミング
  • フィルターを使ってみる

練習問題

https://owncloud.riise.hiroshima-u.ac.jp/index.php/s/GyolEe3nJqT4IIz (8.1MB) をダウンロードして展開してください。

  1. sample1.jpg → もっと明るく
  2. sample2.jpg → 色かぶりを補正
  3. sample3.jpg → もっとドラマチックな色に
  4. sample4.jpg → フィルタを使って絵みたいに

新規ファイル

  • 新規ファイルダイアログのパラメータの意味を確認!

Psnew.png

基本知識

  • ラスタ画像とベクタ画像
    • 画像をデジタル化
    • デジタル化=>文字、数値であらわすことができればよし
    • ラスタ画像:画像をマス目で区切り、各マス目の色を記録する:写真
    • ベクタ画像:円や四角などの図形を描く手順を記録する:グラフ
  • ラスタ画像の画素数と解像度、色深度
    • ラスタ画像のサイズ(データ量)は、縦と横の画素数と色深度で決まる
    • 解像度は印刷時のきめ細かさを表す。1インチ(約2.54cm)あたりにいくつの画素が入るか。
    • カラー画像を印刷する際の解像度は、350dpiあれば十分。通常は200dpiくらいでもOK。
  • 色の数値表現
    • RGB方式:加法混色。光の三原色。赤(R)と緑(G)と青(B)をまぜる
    • 他にCMYK方式、Lab方式などがある
    • CMYK方式は印刷に使うので、RGBの画像を印刷する際にはどこかでCMYK方式に変換される
    • 表す事のできる色の範囲が異なっており、変換は一意ではない

ツールの紹介

Pstools 0.png
  • ツールパレット
    • ツールと設定色(1)、クイックマスク(2)
    • タブで表示/非表示
  • 移動ツール(3)
  • 選択ツール(4)
  • 切り抜きツール(5)
  • スポイトツール(6)
  • ブラシツール(7)
  • 消しゴムツール(8)
  • 文字ツール(9)
  • ズームツール(10)

選択範囲

Photoshop には選択範囲を作成するさまざまな方法が用意されている。また、作成される選択範囲は、単に選択されている/いないだけでなくて選択レベルが256段階ある。

  • 選択範囲を作る
    • 基本ツール:長方形選択、楕円形選択、なげなわ
    • 追加(シフトキー)と削除(オプションキー)
    • クイック選択ツール
    • クイックマスク
    • メニューの「選択範囲」→「選択範囲の変更」→「境界をぼかす」は色々使える
  • 選択範囲に対して
    • コピー&ペースト
    • 塗りつぶし、境界線
    • 色調補正
    • フィルタ
    • などなど、多くの操作は「選択範囲に対してのみ」実行される

練習問題

  1. sample5.jpg のお寿司を切り抜く
  2. sample6.jpg の花の色を変えてみる

レイヤー

セル画を重ねて描くようなもの。

  • レイヤーの作成と削除
  • レイヤーの選択、重ね合わせ順の変更
  • 透明度の設定

練習問題

今日の画像ファイルを使って、コラージュを作ってみましょう。

ファイル形式

  • PSD 形式が基本
    • Illustrator や InDesign など Adobe ファミリーで使う場合はそのままでOK
  • 用途に応じて、PNG, JPEG 等に書き出す
    • Webに掲載する、Office に貼付ける、など

おまけ

  • スポット修復ブラシツール
  • 塗りつぶし→コンテンツに応じて

練習問題

  1. sample7.jpg の子供を消してみる
  2. sample8.jpg の蜘蛛の意図、電線を消してみる