広島国際会議場(平和記念公園内)
2025年11月1日〜5日

協力:広島県、広島市、広島大学

ラッセル・アインシュタイン宣言がきっかけとなり、東西冷戦のさなかの1957 年、カナダの小さな漁村パグウォッシュに米・ソをはじめ世界から有数の科学者22名が集まり、核兵器の危険性、放射線の危害、科学者の社会的責任について真剣な討議を行いました。日本からも湯川秀樹、朝永振一郎、小川岩雄が参加しました。この会議の成功から、毎年継続することが決まり、パグウォッシュ会議はグループ名ともなりました。

パグウォッシュ会議世界大会では、核兵器の拡散を防ぎ、核兵器廃絶の早期実現を目指す具体的な道筋と目標を見定め、「国際紛争は、平和的手段によって解決しなければならない」、「国際関係において、いかなる場合にも武力による威嚇または武力の行使を慎まなければならない」とした国連憲章を遵守して、戦争廃絶と人間の安全保障を実現していくために、率直な意見交換を行い、かつ具体的提言を行うことを目指しています。

第63回パグウォッシュ会議は、被爆80年、戦後80年の節目に被爆地広島で開催される3回目のパグウォッシュ会議となります。基調講演、パネル討論の一部、市民との対話等は公開で実施します。本大会における議論の成果をふまえて、「広島宣言」を世界に向けて発表し、広島から「核兵器のない世界を実現するための具体的提言」を発信する所存です。皆様の温かいご支援をお願い申し上げます。

絵画:山内若菜