Surfaceの電源を初めて入れて、デスクトップ画面が表示されるまでの設定内容について説明します。一番重要なのは、普段利用するユーザ名とパスワードを作成するところ。あとはだいたい言われるままにしていけば大丈夫です。 すでにデスクトップが表示されている方はこの章をスキップして次の「パソコンのスペック確認」へ進んでください。 Windows10はバージョン番号が同じでもバリエーションがあったり、出荷時期によって違いがあります。以下の手順にある画面の表現がテキストと少し異なったり、そもそも表示されなかったりすることもありますが、あわてないでください。
[1] Windowsで使用する言語を選びます。「日本語」をクリックしてください。
[2] 住んでいる地域を選びますが、Windows10のバリエーションによってはここから音声ガイダンスが始まります。ちょっとうるさいので不要であれば画面左下のマイクアイコンをクリックして黙ってもらいましょう。
[3] 現在いる地域を選びます。多くの方は日本になるでしょう。これは、時間帯などを設定するための情報として使われます。
[4] キーボードレイアウトについての質問に答えます。「Microsoft IME」になっていることを確認して、「はい」をクリックしましょう。
[5] キーボードレイアウトの追加についての質問に答えます。追加のレイアウトはないので、「スキップ」としましょう。
[6] ネットワークに接続するための画面がでます。広大の必携PCとして使う場合は、ここで接続設定をしないでください。ここでは左下の「インターネットに接続していません」をクリックして飛ばします。
Microsoftは自社のネットワークサービスを使うためのマイクロソフトアカウントというものを作ってもらうため、ネットワークに接続した状態でセットアップを続けると、あちこちでマイクロソフトアカウントを作るように誘導します。様々なサービスが使えるようになり便利ではありますが、ネットワークの状態に影響を受けやすくなってしまうので、個人所有のPCとしては使い勝手が悪くなることがあります。ネットワークが途切れてもPCの管理ができるよう、最初のアカウントはネットワークにつながない状態で作ってください。
[7] 「インターネットに接続すると、・・・」と再度確認の画面が出ます。左下の「制限された設定で続行する」をクリックして飛ばします。
※ Surface GO では右下の選択肢から「No」をクリックして飛ばします。
[8] Windows10のバリエーションによっては、ここで再起動します。その後、再度ネットワークへの接続を促されることがありますが、もう一度「インターネットに接続していません」「制限された設定で続行する」をクリックして飛ばします。
[9] Windows 10の使用許諾契約が表示されます。
ここには、みなさんがどういう条件でWindows を利用できるかということが細かく書かれています。内容を確認して「同意」をクリックしてください。
※ この内容は、「設定」→「システム」→「バージョン情報」の画面で「マイクロソフトライセンス条項を読む」をクリックすると、いつでも読めます。
[10] PCを使うときのユーザ名を記入します。自分で使いやすいものをきめてください。
「ユーザ名」は、"ayase" など名前をローマ字にしたものにするのが一般的です。漢字やひらがななども使えますが、そうするとたまに動かないソフトがあります。ユーザ名には漢字やひらがななどを使わないようにしましょう。
また、もし既に学生番号を持っている場合、学生番号をユーザ名には使わないようにしましょう。様々な場面で、どのアカウントでサービスを使っているのかわからなくなってしまうので、このPC特有のユーザ名をつけるようにしましょう。
[11] 「パスワード」は、十分に複雑な(でも、ちゃんと覚えていられて忘れないもの)を付けましょう。ユーザ名と同じものとか "333" とかすぐに類推できてしまうようなものを付けてはいけません。また、学生証と一緒に入手したパスワードをここで使うことも避けてください。
ここで決めたパスワードを忘れると、相当面倒なことになりますので慎重に!
[12] 「パスワードの確認」として、先ほど決めたパスワードをもう一度入力します。
[13] 「このアカウントのセキュリティの質問」を作成するように促されます。これは、パスワードを忘れてしまった時に、代わりになる質問を入れておく機能です。
しかしこのPCに触れる人なら誰でもこの質問を使ってログインできてしまうので、あなたのPCが乗っ取られる危険性を大きくするものです。あまり良い機能ではありません。
何か記入をしないと次に進めないので、あえて質問とは関係のない答を入れるのがおススメです。
[14] 顔認証は便利ですが、設定に少し時間がかかりますので今はスキップしておきましょう。後から使うように設定できます。
[15] Windows10のバリエーションによっては「アクティビティの履歴を利用して・・・」という画面が出ます。これはスマホなどの機器でMicrosoft製品を使うときに利用履歴を共有する機能です。今の所は「いいえ」としておきます。後から使うように変更できます。
[16] Windows10のバリエーションによっては「デジタルアシスタントの利用」を促してきます、これは多くの場合単に邪魔になるので、今の所は「拒否」としておきます。後から使うように変更できます。
※ この時点でCortanaを使うかどうかを尋ねられるバリエーションもあります。やはり「拒否」をクリックして飛 ばします。
[17] 「デバイスのプライバシー設定の選択」では、あなたのプライバシー情報がMicrosoftのサーバなどに送られる可能性がある機能のオン/オフを設定します。
本来は、利便性とプライバシーを比較して各個人で決定するものです。
Microsoftは全部をオンにすることを勧めていますが、「音声認識」と「位置情報」以外の五つは利用者にとってそれほどメリットがあるものではないので、ここではオフにしておきましょう。後で必要に応じて設定しなおせます。
「同意」をクリックします。これで設定項目は終了です。しばらく待ちましょう。
[18] Cortanaというソフトウェアによる音声入力支援が促されますが、スキップして大丈夫です。
[19] 数分待つと、Windows10のデスクトップ画面が出てきます。Microsoft Teamsが自動的に画面に出てきますが、とりあえず右上の×マークをクリックして画面から消しましょう。