ここでは、第3章、第4章で説明しているソフトウェアのダウンロードがうまくいかない場合に、メディアセンターで配布用USBを借りてソフトウェアをインストールする方法を説明します。
[1] 配布されたUSBメモリをUSBポートに挿します。
[2] デスクトップに、USBメモリの内容を表す「FIRST LEC」が現れますので、ダブルクリックして開きましょう。
中にある「setup2020-mac」フォルダをデスクトップにドラッグしてコピーします。
[3] コピーが終了したら「FIRST LEC」をゴミ箱までドラッグ&ドロップしてください。ドラッグを始めると、ゴミ箱がイジェクトアイコンに 変わります。
デスクトップから「FIRST LEC」のアイコンが消えたらUSBメモリを抜き、次の人に回してください。
ちなみに右クリックは、controlキーを押しながらクリックします。「システム環境設定」の「トラックパッド」の項目を開くと、他のやり方を設定できます。
[4] デスクトップの「mac」フォルダを開きましょう。4つのファイルが入っています。そのうち3つを順に入れていきます。
[5] まずMicrosoft Officeをインストールしましょう。WordとExcelとPowerPointを中心とした業務用アプリケーションセットです。大学でもよく使います。
Ofiice.pkg をダブルクリックします。インストーラのウィンドウが出ますので「続ける」をクリックしてください。 Officeのインスールは特に悩ましい分かれ道はありませんので、基本的に前に進む方向の選択肢を選んでいけばOKです。
[6] 使用許諾契約をはじめます。「続ける」をクリックしてください。
[7] 「同意する」をクリックします。
※ このステップは、Microsoftが提示した使用条件に同意して、Microsoftとあなたとの間で使用許諾契約を交わす、ということを意味しています。使用許諾条件は、左に見えている「使用許諾契約を読む」をクリックすると確認できます。
[8] 実際にインストーラからファイルを書き込むステップに入ります。「インストール」をクリックしてください。
[9] Macのシステム領域にファイルを書き込みますので、管理者権限を持っている利用者であることを確認するため、認証を求められます。6ページで作った利用者名とパスワードを入力してください。広大パスワードではないので、間違えないように。
[10] ファイルの書き込みと内部設定処理がはじまりました。10分位かかります。
[11] しばらくまつと、ポロリンと音がなり、このような画面になります。「閉じる」をクリックしてインストーラを終了させましょう。
※ インストールは終了ですが、この段階ではまだ使えません。使い始めるには「ライセンス認証」が必要です。それには、インターネットに接続されていることが必要ですので、のちほど行います。
[12] 次に、ウィルス対策ソフトのESET Endpoint Antivirus (以下 ESET EA) をインストールします。
まず、USBメモリからコピーしたフォルダにある eset_osx_ja.pkg をダブルクリック。インストーラが立ち上がります。
[13] 最初に、インストーラの中でシステムの様子をチェックするプログラムが動くため、続けて良いかどうかを聞いてきます。「続ける」をクリックしてください。
[14] 他のウィルス対策ソフトが入っていないか確認してきます。なければ、「続ける」をクリックしましょう。
もし他に何か入っていれば、まずそれを削除する必要があります。
[15] ESETが動作するためのシステム要件が表示されます。要件を満たしているかどうか確認し、「続ける」をクリックします。
[16] さきほどのOfficeの時と同様、使用許諾契約の段階に入ります。「続ける」をクリックしてください。
[17] 「同意する」をクリックしてください。しないと先に進めません...
[18] ESET EAの動作設定を変更してインストールするかどうかを選択します。特に変更の必要はないので、「一般(推奨する最適な設定」を選んで「続ける」をクリックしてください。
[19] ESET EAがあなたのコンピュータで今後発見する(かもしれない)コンピュータウィルスの情報を、開発元に送信することを許可するかどうかを聞いてきます。
製品の向上に必要なのでしょうから「有効にする」として良いでしょう。嫌なら「無効にする」としても構いません。プログラムの動作には影響ありません。
[20] ウィルスではないけれど、一般にあまり望まれない動作をしそうなプログラムの検出をするかしないかを選択します。「望ましくない可能性があるアプリケーションの検出を有効にする」を選択し、「続ける」をクリックしてください。
※ ポップアップ広告を出すプログラムや、Webブラウザの設定を勝手に書き換えてしまうプログラムなどのことです。
[21] ファイルを書き込むステップに入ります。「インストール」をクリック。
[22] Macにログインするときに使うパスワードを入力し、「ソフトウェアをインストール」としてください。 このあと特に警告が出なければ、[31]のChromeを入れる手順に進んでかまいません。
[23] Mac OS 10.14.3 Mojave以前の古いMacOSの場合は、インストールが終了して ESET EAが動き出すときにこのような警告パネルが表示されることがあります。
この場合はESET EAに必要なパーツが動作できるよう、システム設定の変更を行わなくてはなりません。
「"セキュリティ"環境設定を開く」をクリックしてください。
[24] システム環境設定のウィンドウが開き、「セキュリティとプライバシー」が表示された状態になります。
下の方に「開発元 ESET のシステムソフトウェアの読み込みがブロックされました」と書かれて、その右に「許可」ボタンがあります。「許可」をクリックしてください。
変更をESET EAに反映させるため、「再起動」ボタンをクリックし、プログラムを再起動します。
[25] 再起動すると、さらにこのような警告パネルが表示されます。システム全体の検査ができるようするために、もうひとつ追加の設定が必要です。
「システム環境設定を開く」をクリックしてください。
[26] システム環境設定パネルが、必要な画面が表示された状態で開きます。システム全体の情報にアクセスできるアプリケーションをこのリストに入れる設定を行います。
まず、左下の錠前アイコンをクリックしてください。パスワードを求められますので、Macにログインする時のパスワードを入力します。
[27] リストを編集できる状態になりました。追加するため、「+」をクリックしましょう。
[28] ファイルを開くパネルが出ます。
左の欄から「アプリケーション」を選択、その右の欄から"ESET Endpoint Antivirus" を探して選択してください。
右下の「開く」をクリックします。
[29] 設定を反映させるため「今すぐ終了」をクリック。
[30] 次にChromeをインストールしましょう。googlechrome.dmgをダブルクリックすると、Chromeが入っているフォルダが開きます。これを下に見えている「A」のついたフォルダにドラッグしてコピーしてください。Chromeのインストールはこれで終了です。
※ macOSにはSafariというWebブラウザが標準的なものとして付属してきますが、うまく表示できないWebページもときどきあります。そういうときに、「もう一つのブラウザ」としてこのChromeを使ってみてください。
※ (今はまあどうでもいいこと)「A」のフォルダの左下に小さな矢印がついていますね。Macでは、フォルダやファイルの実体とは別の場所に、その実体と同じ動作をするようなものを作ることができます。その影武者のような項目を「エイリアス」と呼びます。左下の矢印は、この項目がエイリアスであることを示しています。右クリックして「オリジナルを表示」とすると、この項目が、あなたのMacの「アプリケーション」フォルダのエイリアスであることがわかります。
[31]