テスト・アンケート

「テスト・アンケート」は、小テストやアンケートを行い、結果の自動採点や集計を行うツールです。「テスト・アンケートツール」では、表に示した5つのタイプの質問を扱う事ができます。

小論文以外の全てのタイプで、自動採点機能を使う事ができます。採点した結果を学生にどのように開示するかも非常に細かく設定する事ができます。

選択形式 回答候補を与えて、その中から正解を選ぶ形式の質問です。候補の中に正解は複数含まれていても良いし、複数の正解の各々に違う点数を与える事もできます。また、正解となる候補が複数ある場合、全てを正しく選択しないと点を与えないという設定もできますし、一部だけでも点数を与えるという設定もできます。特定の選択肢を選んだら減点するという設定も可能です。
整合形式 2群の項目を列挙し、正しく整合する組み合わせを答えさせる形式の質問です。これも、全て正しくないと点数を与えないという事もできますし、一部だけで点数を与える事もできます。
短答形式 回答となる言葉を学生に直接記入させる形式の質問です。回答に改行を含める事はできません。自動採点のための正解は複数指定でき、それぞれに与える点数を変える事ができます。また、回答欄を複数用意する事も可能です。回答欄を複数用意した場合、正解は順不同にもできますし、順番も正しくないとダメ、という設定にもできます。後者の設定は穴埋め問題に利用できます。
計算 上の短答形式と見た目は似ていますが、簡単な計算問題に特化した形式です。問題文の中に数値を埋め込む場所を指定し、計算式の形で正解を用意しておきます。質問を用意する際に、埋め込む数値の値を複数組生成しておき、学生に出題される時にはその中から無作為に1つが選ばれます。
小論文形式 回答となる言葉を学生に直接記入させる形式の質問です。短答形式とは異なり、学生は回答として複数行の文章を記入する事ができます。この形式の質問だけは、自動採点をさせる事ができません。
これらの5つのタイプの質問を複数個組み合わせて1回分のテストを作成します。コースの中には、テストは何回分でも作成できます。


WebCTのテスト・アンケートは大きく二つのレベルで構成されます。

まず、質問が納められた「質問データベース」があります。ここでは個々の質問の内容と正解が定義されます。1つの質問が複数の回答からなる場合、その配点はパーセントで定義しておきます。質問データベースは、テストとアンケートで共通です。

次に、質問データベースから引っ張り出してきた問題を使って1回分のテスト、またはアンケートを作成します。学生が見るのはこのレベルです。教官の本棚に何冊か問題集があって、ここから切り張りをして中間試験や期末試験を作るといったイメージですね。学生が回答した結果は、質問データベースではなく、各回のテストやアンケートの中に保存されます。


各回のテストやアンケートはもちろん、質問データベースもコース内に保存されるものです。コースをまたいで利用する事はできません。質問データベースには質問をテキスト形式でエクスポートする機能があるので、あるコースで作成したものを別のコースでも利用したい場合はその機能を使う事になります。各回のテストやアンケートは、IMSコンテンツエクスポート/インポート機能を使って共有できます。


学生がテストを受験すると、その結果がWebCTシステムに蓄積されていきます。教官は、

などをWebCTシステム上で閲覧する事ができます。


「テスト・アンケート」ではアンケートも扱う事ができます。アンケートがテストと大きく異なる点は、匿名で実施されるという事です。教官が見る事ができるのは、各学生がアンケートに回答済みかどうかという事と、名前を隠された回答結果のみです。


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